コストがかからず半永久的に使える融雪槽

融雪槽は冬場の降雪地帯で雪を溶かすために活用できる融雪装置です

似たような仕組みに融雪機がありますが、灯油のみを熱源とする融雪機と比較すると灯油式と電気式の2種類から選択することができるので低燃費で経済的です。

また1度雪を投げ入れたら溶けるまで次を投入できずつきっきりになる融雪機と比べると、1度に大量の雪を投入することができるので除雪作業をスピーディに進められます。

稼働音に関しては灯油ボイラーを使用する融雪機は重低音がうるさいのに対して静かで、電気ボイラーを使用した場合は更に小さな音がするだけなので、早朝や深夜でも周囲を気にすることなく除雪作業をおこなえます。

耐久性は、融雪機の寿命は15〜12年程でメンテナンスが必要なのに対して、融雪槽は繊維強化プラスチックでできているため錆びることも腐ることもなく、1度埋設すれば半永久的に使用することができます。

そのため設置費用は融雪機よりもかかりますが、長い目で見た場合は経済的だといえます。

融雪槽の仕組みは投げ入れた雪を底部を通る温水循環パイプの熱で融かします。

融雪機と違いスピード感はありませんが時間をかけてゆっくりと融かすので除雪作業は早く終ります。

埋設して使用しますが地面とほぼフラットのため段差がなく安全で、水害が発生した場合も熱源分離方式なのでほとんど影響がないです。

また夏場は雨水を溜める貯水槽としても利用できるので、庭木やガーデニングの水やりに役立ちます。